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歩みの一歩は遊びから

一歳児ともなると認識がつきはじめ、知っている人、知っている場所、好きな遊び・物など

様々な経験を通して新たな発見や好き苦手といった判断をするようにもなります。

目で見る情報のみのものと実際に降り立つ現場ではまるで別世界の子どもたち。

見ているときは目を輝かせ、実際にそこに立つと…といったご経験もあるのではないのでしょうか。

今日はそんな一面をピックアップし載せていければと一筆。

炎天下が続き外へも出れなかった子どもたちにバルコニーでの遊びを提供しました。

1歳児さんは初めてのバルコニー遊びで目にはしていたものの降り立つのは初めてでした。

1歳児のころは人がやっているものが、魅力的に感じ、つられるようにして僕も私もと

遊びの後追いが多くみられます。そして狭いところを見つけると、とりあえずお試し行動で通ってみようとします。

秩序は存在せず、唯我独尊の世界。行きたければ行く、やってみたいと思うと1に行動、2に感情といった様子。

おともだちへの認識はついてきてはいるものの、遊びとなると自分の世界なのです。

そのため1枚目のように人がいても「僕は今ここを通りたいから」と願望と行動が出てきます。

そこに入りたいという事とそこからの視界を楽しんでいるのが2枚目の写真といった様子です。

願望と行動が比例する中でぶつかるのが言葉の壁です。

話始め、様々なものの名前、言葉のオウム返しはできますが、感情行動の説明をするすべを持たない

子どもたちはどうなるのでしょうか。

これがいわゆる噛みつきやひっかき・押すといった行動に現れるのです。

噛みつきの話になると長くなるので別の機会にお伝えします。

お試し行動はこのように大々的に行動として出るものと探るようにして出るものもあります。

霧吹きにて床を濡らしてみると???といった様子で集まる子どもたち。

本当に不安なものって足で探っていきます。これは視界からの恐怖を感じているため

なるべくその視界から感じている恐怖から遠いところで探ろうとする本能のようなもので

危機管理があるからの行動でもあるのです。

そして、これは面白い安全とわかると近いところからでも触れてできるようになってきます。(下の写真)

何気ない行動の中に実は多くの経験や探索が組み込まれており、それを通して物を理解したりしているのです。

そして遊びは偶然の発見が多いほど広がりを見せます。子どもの経験は発達の財産なのです。

 

勇気の一歩を踏み出す時、まずは安心できる人の表情を確認します。そこに大丈夫の顔を返していってあげることで

少しずつ行動の幅は広がっていきます。

人の成長は信頼・愛着のある人がいるからこそ成り立つものです。

これからも、たくさんの経験と機会を与えていってあげてくださいね。

 

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ナーサリーゆめの木平田

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